キャズムっていう言葉はネット記事などで読んでいたけど元ネタの本を読んでいなかったので読んだ。 本を読んで、プロダクトライフサイクルのフェーズに適した戦略を取らないとキャズムを超えるのは難しいということが理解できた。またマーケティングだけでなく経営に関することも含まれている気がしました。 印象に残ったところは以下
テクノロジーライフサイクルには5つの顧客グループ「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」があり、「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間にできる溝が「キャズム」。そこは初期市場とメインストリームの堺のため、顧客層の期待するものが変わる転換点となるため難しくなっている。
顧客グループ
- 初期市場
- イノベーター
- アーリーアダプター
- メインストリーム
- アーリーマジョリティ
- レイトマジョリティ
- ラガード
- 初期市場
4つの戦術
- 攻略地点の決定
- 進行部隊の集結
- 戦線の見定め
- 作戦の実行
ホールプロダクト
- コアプロダクト
- 期待プロダクト
- 拡張プロダクト
- 理想プロダクト
初期市場の顧客層は新規性や革新性を求める傾向にあり「製品」に関心があるが、メインストリームの顧客層は運用性や実用性を求める傾向にあり「市場」の製品に興味が変わる。
狙うべきターゲットの順番
「誰が何のために使うのか」が明確であるとビジョナリーが商品を買いやすくなる。
- キャズムを超える前後で開発者や営業などの組織に求めるスキルが変わってくるため、適切なポジションへ人を移すほうが良い。